ローズウィンドウ「聖なる光のメッセージ」中山真季

ローズウィンドウ作品制作にあたり、ローズウィンドウ図案・ローズウィンドウ配色の本質的な考え方について説明しています。

チャクラと色の不思議な関係

ローズウィンドウ作品 「万華鏡のデザインより」

色というのは本当に不思議で気づいたら精神が左右されていたり、生体反応にも影響が出たり凄いパワーをもっています。

色と人間の関わりはチャクラに基づいています。チャクラとは元々ヒンズー教のヨーガから来ているそうで、エネルギー(気)の出入口です。
人間のオーラは虹色なのですべての色の性質を兼ね備えていると言われ、動きが遅くなっていたり、つまっていたり、浄化反応が起きていたりするチャクラがあるとその色にも影響が出てきます。それらにはテーマがあり、それを受け止め改善に努めようとするとチャクラが活性化していきます。
チャクラとオーラは密接に関わっているのでチャクラをヒーリングすれば、同時にオーラのエネルギーも改善されて不調な部分に働いてくれるようです。

ローズウィンドウは色を生かすアートです。
そのエネルギーを良いものにするために、元となる作り手のエネルギーが良いものであることが大事と思い、私もチャクラを活性化させオーラを美しくするという自己探求を続けてきました。
今ではそれが自然と習慣になって苦ではなくなりましたが、おそらく永遠のワークでしょう。むしろ自分と向き合うことさえも楽しくなっています。

自分の変化は周りを見れば解ってきます。
周りの環境、人間関係によってもたらされるものなどすべては写し鏡。自分の意識を投影した姿。
もっと深く見ていくと、親しい人のふるまい、行動パターン、それに基づいた固定観念など自分を癒す方法が見えてきます。それを見抜くのがなかなか修行なのですが。

私は第5チャクラに関連している水色が課題でした。
第5といえば喉の部分にあたるチャクラでテーマが「自己表現」「コミュニケーション」「真実を話す」など、自分を言葉や形にして伝えることで鍛えられます。
人前に出ることがずっと苦手で避けてきました。しかしこれも挑戦だと思い長年改善に努めてきました。
今では講座やセミナーが主となり、ますます高度なスキルが身についています。
水色は一番好きな色、得意な色になり作品にもよく取り入れます。

自分のエネルギーが変化すれば作品も変わる。良いエネルギーは見る人にも伝染する。
エネルギーは肉眼で見えませんがきっと何か感じるものはあります。
だから私はいつも作品と共に成長し続ける人でありたいと思っています。

 

周波数と幾何学

ローズウィンドウ作品「アール・ヌーヴォーのガラス作品より」

ローズウィンドウが美しいペーパーアートという意味だけでは、飽き性の私としては単なる一過性となってしまうのですが、今でもその魅力に惹きつけられるのは本来の深い理由があると私は思っています。

色彩療法は代替療法の一種とされています。
代替療法と呼ばれる代表的なものとしては東洋医学アーユルヴェーダホメオパシーなど現在では日常で利用している人も少なくありません。

私たちの細胞や見えないオーラやチャクラは周波数との関連性があります。
色もそれぞれ特有の波長と周波数をもっていて、カラーセラピーはそれらを含めて癒す療法とされています。
音の周波数を利用して癒す療法もあります。ミュージックセラピー、マントラの詠唱、音叉療法、倍音セラピーなどさまざまな療法があります。

では図形は周波数があるのでしょうか?
もし周波数が存在するなら私たちを癒すツールになり得るはずです。
スイス人医師のハンス・ジェニー博士によって研究された著書「サイマティクス」は音振を利用して水などの液体や木の粉末が幾何学模様に変化するという効果が述べられているそうです。
ドイツの物理学者エルンスト・クラドニのクラドニ図形によってさらにどの周波数がどのような幾何学模様を作り出すかが具体的に明らかになっています。

周波数が物質に秩序を与え、形を作り出したということは幾何学よりも周波数が秩序との関係性の根源?と私自身も疑問は増えるばかりですが、いずれにしても幾何学模様も周波数と関わりがあるということと私たちに何らか癒すツールであるということが言えそうです。

 

感性と結びつく色彩

ローズウィンドウ作品「バレンタインモチーフ2017ver.」

スペクトルのように様々な波長のうち特定の波長だけ人間の持つセンサーが脳で色彩というものに変換します。

現実の世界には様々な波長の周波数が存在するだけで色は人間の脳の中にのみ存在しています。ローズウィンドウから受け取るものもその周波数で私たちは脳で色彩として認知します。

なぜ、人は色彩という感覚的なものを変換するのでしょうか?

それは色彩感覚は人のすべてのセンサー、感性と結びついていて人間の感性をより高めるために存在するのです。この色彩感覚、色彩で思考するということがまだ私たちに眠っているセンサーや感性を呼び起こす鍵になるのです。

これこそが私のローズウィンドウです。そして、これが皆さんに伝えてほしいというローズウィンドウからのメッセージです。