ローズウィンドウ「聖なる光のメッセージ」中山真季

ローズウィンドウ作品制作にあたり、ローズウィンドウ図案・ローズウィンドウ配色の本質的な考え方について説明しています。

TBS番組収録


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TBS「NEWSの全力!!メイキング」の番組で、NEWSとTravis Japanの4人にローズウィンドウを作ってもらう企画でした。
4人の制作作品選びから完成までの見応えある内容です。

 

新作「カテドラルのステンドグラス」

ローズウィンドウ作品 「カテドラルのステンドグラス」

王道のステンドグラスらしい印象的な模様と力強い配色の作風です。
今年協会10年目に突入し、節目を迎えました。
この数か月訪れた深い闇の中での思考を研磨する訓練後に、次の梯子を登るように言われました。
崖がガラガラと音を立てて崩れる前に前進疾走してきました。
周波数の変化と共に人間関係 お金 外部の情報 摂取するもの等どんどん削ぎ落とされ、まさしく風の時代のスピード凄い勢いでビュンビュンと展開が変わります。立ち止まって停滞している余地はありません。
ここで大きな壁が立ちはだかり怯みます。後ろを振り返ってももう戻れません。 
私の次のミッションがきました。全力で超えようと思います。

 

新作「天窓の薔薇」

ローズウィンドウ作品 「天窓の薔薇」

モダンローズの代表的な剣弁花びらとカラルナのような独特の色合いとグラデーション。そんな薔薇が天窓いっぱいに咲き誇ります。
背景の色合いで薔薇の表情が変わります。

 

新作「ストイケイア」

ローズウィンドウ作品 「ストイケイア」

ユークリッド幾何学と非ユークリッド幾何学の狭間にあるローズウィンドウ。
この作品は正確に計算を積み上げた作品です。
学校で習う幾何学では「直線外の1点を通りこの直線に平行な直線はただ1つである」となりますが、ローズウィンドウの図案では非ユークリッド幾何学の真っ直ぐでない直線『空間の直線』を考えます。
だから作品に平面的なものから空間を生み出す事ができます。そしてさらに作品に輝きを持たせる事ができるのです。
ローズウィンドウではいかに平面的でなく作品に空間と輝きを持たせられるか一番大事になります。

 

新作「聖フランシスコ大聖堂の薔薇窓」

ローズウィンドウ作品 「聖フランシスコ大聖堂の薔薇窓」

1886年に完成したアッシジ聖フランシスコ大聖堂の薔薇窓です。鮮やかな赤を基調とした力強い薔薇窓です。主に12分割の図案ですが中心は8分割になっています。
再現作品は、一から創造性で生み出す作品に比べエネルギーは要りません。
すでに在るものをそのままモデルにするので私としては随分気持ちがラクです。

ただRW仕様への図案変換はセンスです。
忠実な再現をし過ぎて色がイキイキしていなければRWの本質から逸脱してしまいますし、細かい難しいデザイン=素晴らしい作品とは限らないからです。
色の鮮やかさに闇は欠かせない存在ですが、両者のエネルギーバランスを考慮する必要があります。
今回用紙も純色、中間色、明清色と配色のチョイスも敢えて極端に。
そこからいかにイキイキと繊細な彩度と明度をつくり出すかこだわりました。
色選びはとても難しいです。皆さんのお手元に届く日が楽しみです。